北朝鮮情勢の新展開を踏まえて訪米団を派遣 : 救う会全国協議会ニュース

家族会、救う会、拉致議連は5月6日から1週間、訪米団を派遣する。

 家族会から飯塚繁雄代表と増元照明事務局長、救う会から西岡力会長、島田洋一副会長が参加する。

 拉致議連からは平沼赳夫会長(衆議院議員)、民主党の金子洋一事務局次長(参議院議員)、市村浩一郎(衆議院議員)、自民党の古屋圭司幹事長(衆議院議員)、山谷えりこ副会長(参議院議員)、塚田一郎(参議院議員)、竹本直一(衆議院議員)が参加する(部分参加も含む)。また、政府拉致問題対策本部から木村茂樹審議官らが同行する。

 訪米団は米国政府、議会、専門からと面会する予定だ。訪米団が持参するメッセージの日本語原文を掲載する。訪米団はさきほど、ワシントンDCに到着した。


訪米団メッセージ
北朝鮮情勢の新展開と日米協力について

 金正日の死去と金正恩体制への移行、北朝鮮のミサイル実験(4月13日)、アメリカ人拉致疑惑の顕在化などの新たな展開を受け、拉致議連・家族会・救う会はこのほどワシントンに訪米団を派遣しました。

 本年2月29日の米朝合意は、率直に言って、われわれに危惧の念を抱かせるものでした。ミサイル、核兵器開発、いずれについても中身が曖昧で、拉致を含む人権問題はなおざりにされています。北が食糧購入に回すべき資金を核ミサイル開発に注いでいる中、食糧支援の必要性も疑問です。また、今回米側が提供を約束した栄養補助食品は工作員や特殊部隊の携行食に最適で、実質的にテロ支援となりかねません。侵入工作員による多数の拉致被害を出している日本としては疑問を抱かざるを得ない中身です。

 拉致被害者は日本にとどまりません。アメリカの専門家によれば、2004年8月、中国雲南省におけるデヴィド・スネドン氏失踪事件(資料別紙)は、北朝鮮による拉致が強く疑われるとのことです。スネドン氏の家族は4月末に来日し、松原仁拉致担当相、拉致議連・家族会・救う会の役員らと親しく面談、その後の国民大集会で日米が協力しての被害者救出を強く訴え、参加者の大いなる共感を得ました。

 われわれは、「急変事態」すなわち金正恩政権が崩壊して発生しうる混乱状況に対して米韓軍が準備し、日本が全面協力すべき作戦計画に、拉致被害者救出がしっかり位置づけられるよう望んでいます。

 また、2005年9月に米政府が発動し、大いに効果を上げながら、北との話し合い解決に期待して骨抜き化してしまった金融制裁(戦略的法執行)が、日本政府も協調し、速やかに再発動されるよう期待します。

 イランやシリアの大量破壊兵器開発に北朝鮮は深く関わってきました。中東情勢が流動的な中、北朝鮮問題は後回しにという姿勢が、まさに中東情勢自体の悪化も招いてきたのではないでしょうか。今こそ、日米両国が足並みを揃えて、北朝鮮問題に原則重視の姿勢で臨むべきだと思います。

2012年5月6日
北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟 会長 平沼赳夫
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 代表 飯塚繁雄
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 会長 西岡力


北朝鮮情勢の新展開を踏まえて訪米団を派遣 : 救う会全国協議会ニュース
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