チベット自治区ラサで600人拘束、焼身自殺受け=報道 : ロイター

チベット自治区ラサで600人拘束、焼身自殺受け=報道
2012年 05月 31日 14:23 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE84U03J20120531

[北京 31日 ロイター] 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジアは30日、チベット自治区ラサで27日にチベット族男性2人が、中国政府に抗議するため焼身自殺を図って以来、同市で約600人が当局に拘束されたと報じた。

中国当局はこれまで、焼身自殺は「テロ行為」だとの見解を示し、焼身自殺を扇動しているとして、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世や亡命チベット人を非難してきた。

また、同局や人権団体「自由チベット」によると、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州アバ県で30日、チベット族女性が焼身自殺を図った。

人権団体の調べでは、昨年3月以来、焼身自殺を図ったチベット人は少なくとも35人に上り、うち27人が死亡したという。


チベット族数百人を拘束 自治区ラサ、厳戒態勢
2012.5.31 19:25 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120531/chn12053119270005-n1.htm

 米政府系放送局ラジオ自由アジアによると、中国チベット自治区ラサ中心部で27日にチベット族の男性2人が焼身自殺を図ったことを受け、中国当局はラサ市内のチベット族僧侶や住民への取り締まりを強化、30日までに数百人を拘束した。

 消息筋は「これまでに約600人が拘束された」と推定。当局は四川省や青海省、甘粛省などのチベット族居住区から来た僧侶らを摘発したり、チベット自治区から退去させたりしているという。

 当局に抗議するチベット族僧侶らの焼身自殺が相次いでいるが、自治区の区都ラサでは初めて。中国当局はラサ市内に厳戒態勢を敷き、焼身自殺を撮影したり抗議活動に関わったりしたチベット族を監視下に置いているとみられる。(共同)

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