メータオ・クリニックからの「緊急支援のお願い」について : ビルマ市民フォーラム

みなさま、

日頃より当フォーラム及びビルマ問題へご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

6月28日にビルマ・タイ国境で活動しているメータオ・クリニックより、支援をお願いする緊急アピールが参りました。(下部に日本語訳あり。)

メータオ・クリニックは、軍事政権による迫害・弾圧を逃れタイに避難してきたビルマ人を救うために、1989年にタイとの国境の町メソットに設立された医療機関です。その設立者はカレン族出身のシンシア・マウン医師で、彼女はアジアのノーベル賞と言われるマグサイサイ賞を2002年に受賞しています。
難民キャンプで長期間にわたり避難を続ける人々や、ビルマでは医療を受けることができない人々が国境を越えて、メータオクリニックにやってきます。メータオクリニックは支援者からの寄付によって運営されており、人々は無料で医療を受けることができます。

メータオクリニック : http://maetaoclinic.com/

ビルマ国内で起きている「改革」や「変化」については日本においても盛んに報道されておりますが、国境付近で暮らす難民の状況は依然厳しいことが分かります。

日本で活動するメータオ・クリニック支援の会(JAM)が本アピールを受け、メータオ・クリニックへの緊急支援を呼びかけておりますので、ご紹介させていただきます。

みなさまのご支援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

ビルマ市民フォーラム事務局


メータオ・クリニック支援の会(JAM)
http://www.japanmaetao.org/

メータオ・クリニックからの「緊急支援のお願い」について
http://www.japanmaetao.org/report/urgentappeal.pdf

日頃より私たちの活動にご理解、ご支援をいただき心から感謝を申し上げます。最近のビルマにおける民主化への動きに伴い、タイ/ビルマ・ミャンマー国境地帯の移民・難民支援を続けてきた各国の支援団体が、支援対象を国境地帯からビルマ国内へとシフトする傾向にある中で、国境地帯での事業は急激な資金難に直面しています。20年余をかけてビルマから流出した移民・難民が、十分な準備と援助なしに帰れる術はなく、国境のビルマ側の安全もまだ確認が取れていません。さらにタイ側においては、移民の子どもたちの教育を担う移民学校の整備もこれからといった状況です。
この様な状況の中、6月28日付けでメータオ・クリニックより「緊急支援のお願い」が出されました。当会にて和訳版を作成いたしましたので、別紙のとおり皆様にご案内いたします。緊急支援にご賛同いただける方は、下記方法にてご支援をお願いいたします。皆様の格別のご支援・御配慮を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

※具体的な支援の方法はメータオ・クリニック支援の会のサイトをご覧ください。



[以下、メータオクリニック発表の緊急アピール(日本語訳)]

緊急支援のお願い
2012年6月28日
支援者のみなさまへ

メータオ・クリニックは、現在深刻な財政難に直面しています。私たちが行っている主要な事業を本年末まで継続させるためには、1,800万バーツ(約4,530万円)のご支援が必要です。

最近のビルマ国内の変化にも関わらず、保護や教育を求める患者や子どもの数の減少は、依然として見えてきていません。国境地域における保健医療・教育支援の必要性が無くなっていないことは確実です。しかし支援活動に必要な資金を得る事は、ますます難しくなっています。
2012年の活動に必要な資金が集まっておらず、残念ながらこのままでは、スタッフの解雇及び事業の中断を決定せざるを得ません。

6月の“世界難民の日”の前日、クリニックでは緊急会議を開き、資金難による影響を最低限に抑える方法について議論し、スタッフの給料を20%減給するとの合意を得ました。平均月給が4,000バーツ(約10,000円)のクリニックスタッフにとって、これはとても厳しい決断でした。

また悩ましいことに、私たちはクリニックスタッフの人員削減に踏み込まざるを得ません。彼らにとってメータオ・クリニックは職場というだけではなく、住む場所でもあります。スタッフのうち、実に95%ものスタッフは、ビルマからの移住者です。

私たちは同時に、必要性の低い診療科やサービスの閉鎖、緊急性の低い患者の大病院への転送の中止などを含んだ、事業の整理をする予定です。また、寄宿寮の3000人の親から離れた子どもたちに対し、クリニックが行っている食料供給についても、継続が危ぶまれています。

もしビルマの変革が本物であるなら、患者達は私たちの病院には来ずに、設備の整ったビルマ国内の国立病院で適切な医療を受けられているはずです。子ども達は学校に行くため、強制労働から逃れるため、家族とはなれて私たちの施設に来るはずはありません。

ビルマに本当の平和が訪れ、政府が保健医療と教育をすべての国民に提供できるまで、メータオ・クリニックはこうした人々を支えていきます。しかし、これらの活動を行うために、継続したご支援が必要なのです。ご寄付いただける方は、以下のサイトよりお願いいたします。

http://maetaoclinic.org/how-to-help/donate/
どうかこの切実なメッセージを、ご家族、ご友人にお知らせください。

感謝を込めて

メータオ・クリニック 院長
シンシア・マウン

◆原文:http://us2.campaign-archive2.com/?u=83ebaf5a8801160260caa6ea0&id=e2680be5c0&e=413f549254


メータオ・クリニックからの「緊急支援のお願い」について : ビルマ市民フォーラム
http://pfb-japan.org/?p=1013



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