「統営の娘」こと申淑子さんと2人の娘の救出を目指す「統営の娘送還対策委員会」が20日に発足 : 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会

拉致:「統営の娘」送還対策委が発足
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/07/21/2012072100429.html
朝鮮日報 2012/07/21 09:29

朴相曽、李東馥両氏など16人が共同代表に

 北朝鮮に抑留されている「統営の娘」こと申淑子(シン・スクチャ)さんと2人の娘の送還推進を目的とした「統営の娘送還対策委員会」が20日に発足した。対策委は20日午後、ソウル市内のプレスセンターで記者会見を行い、対策委に参加した各界の人物のリストを発表した後、「統営の娘」に関する聴聞会や文化祭の開催など今後の活動計画を明らかにした。

 対策委の常任代表に就任した申さんの夫、呉吉男(オ・ギルナム)博士は「自分の家族を救いたいというこの運動を、人間の命を助ける運動として、そして北朝鮮の人権を改善する運動として韓国国民が受け入れ、積極的に声援を送った。韓国国民の関心に感謝する」と語った。

 このほか「美しい財団」の朴相曽(パク・サンジュン)理事長、「北朝鮮民主化フォーラム」の李東馥(イ・ドンボク)常任代表、「北朝鮮民主化ネットワーク」の韓基弘(ハン・ギホン)代表、「北朝鮮民主化委員会」のホン・スンギョン委員長、拉致被害者家族会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表など16人が対策委の共同代表に就任した。

 対策委は、近いうちに国連本部(米国ニューヨーク)の北朝鮮代表部前で、申さん母子の拘束に抗議するデモを行い、米国連邦議会の議員たちと会談し、協力を求める計画だという。また、ドイツ外務省などと接触し、ドイツでの呉博士と2人の娘(圭媛〈ギュウォン〉さん、恵媛〈へウォン〉さん)の再会も推進することとした。

 今年5月29日、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)傘下の「恣意(しい)的拘禁に関する作業部会(WGAD)」は「1987年から続く申淑子・呉恵媛・呉圭媛各氏の拘束は恣意的(強制的)で、現在も恣意的」と判定した。

 ドイツで暮らしていた申さんは1985年、作曲家の尹伊桑(ユン・イサン)などから北朝鮮行きを勧められた呉さんと共に北朝鮮に渡った。申さんは、86年に夫の呉さんが1人で北朝鮮を脱出した後、2人の娘と共に咸鏡南道の15号管理所(耀徳収容所)に収容された。91年に、尹伊桑氏を通じ肉声が録音されたテープを夫に送ったのを最後に、消息が途絶えた。


実際、100%証拠のある拉致と人権侵害なのですから、申さんと二人の娘の釈放と韓国帰国を要請するのは韓国政府として当然のことです。韓国国民が収容所に入れられているという深刻さをもっともっと韓国政府が認識し行動に移してほしいと思います。

そして、事実上北朝鮮の工作員同様の行動を行って、呉吉男氏とその妻子を北朝鮮に送り込み、さらには収容所でのおそらく強制された手紙や録音で呉氏を北に変えるよう要請したこの作曲家ユン・イサンに対し、今でも民主化の闘志でありすぐれた作曲家であるとだけ認識している方々も多いようです(例えばウイキペデイアの記述などはその典型です)。

さらに言えば、ユン・イサン自身はこのように語っています。
「作曲家は、自分の生きている世界に無関心ではいられない。人間の苦しみ、抑圧、不正、すべてがわたしの思いのなかに顕れる。苦痛があるところ、不正があるところ、わたしは音楽を通じて言いたいことがある。1983年、尹伊桑」しかし、彼は北朝鮮の人間の苦しみについては生涯何一つ語ろうとはしませんでした。

この言葉を引用している高橋悠治氏を、私は大変優れたピアニストと思い、彼の弾いたサテイを今も愛聴しています。しかしこの高橋氏も、第3世界の民族解放運動を高く評価し、音楽家としてもコミットしながら、北朝鮮の問題について触れたことは私の知る限りなく、また、ユン・イサンをきわめて単純に美化してきました。(高橋氏の文章については下記参照)
http://www.suigyu.com/yuji/ja-text/2003/yun.html

人間、無知も間違いもある生き物です。しかし、彼の音楽への評価は様々にあっていいのですが、少なくともこの人物が、呉吉男氏一家の人生を狂わせ、独裁政権に味方したことは明らかなのです。音楽を論じる方々も、もしもユン・イサンの生涯や行動を評価するときは、これからは呉吉男氏、そしてその妻と娘のことは忘れずにコメントしてほしいものです(三浦)


「統営の娘」こと申淑子さんと2人の娘の救出を目指す「統営の娘送還対策委員会」が20日に発足 : 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00864



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