ロンドン「台湾国旗」撤去事件―中国の圧力に屈した英国外務省 : 台湾は日本の生命線!他

台湾の「国旗」撤去騒動
2012.7.25 21:07 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/london2012/news/120725/otr12072521080020-n1.htm

 【台北=吉村剛史】ロンドン市内に台湾(中華民国)の「国旗」に相当する「青天白日満地紅旗」が、各国の国旗ととも掲げられ、その後、撤去されたことが25日、台湾の有力紙、自由時報をはじめ、台湾メディアで大きく報じられた。期間中のロンドン訪問客への歓迎の意を込めた地元の演出だったという。

 同紙などによると、「国旗」騒動があったのは、ロンドン市内でも有数とされるショッピング街、リージェントストリート。

 地元の協会で、五輪参加の206カ国・地域の歓迎のため「国旗」を6月中旬から順次掲げ、台湾(中華民国)の「国旗」は7月20日に、シリアとタジキスタンの国旗の間に掲揚。

 現地で学ぶ台湾の留学生がブログで紹介したり、台湾からの旅行者らの記念撮影場所となっていた。

 本来なら9月のパラリンピック閉幕まで掲げられるはずだったが、この台湾の「国旗」については現地時間24日午前、突然、撤去された。

 これに関し、台湾の駐英代表、沈呂巡氏らも関心を示したが、協会からは明確な理由の説明は得られなかったという。

 同協会では謝罪のうえ、現地時間25日夜までには台湾が大会で使用している五輪旗(中華オリンピック委員会旗)に掛け替えるとしている。

 台湾は、1984年から中華台北(チャイニーズタイペイ)として五輪出場しており、大会では中華オリンピック委員会旗を「国旗」に代えて使用。また一般の国歌としては、「国旗歌」をそれに代えて使用している。

 今回の歓迎の旗並みでの「青天白日満地紅旗」掲揚は、中台関係の複雑さにうとい地元協会の「うっかりミス」に「何らかの圧力、もしくは自主規制」があったと見られるが、台湾外交部(外務省に相当)では、「大会オフィシャルの演出でもないのに、なぜ撤去するのか理由がわからない」としている。


ロンドン「台湾国旗」撤去事件―中国の圧力に屈した英国外務省
2012/07/27/Fri 台湾は日本の生命線!
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1912.html

■リージェント街での国旗に感激した台湾人 

ロンドン五輪が七月二十八日(日本時間)に開幕するが、それに先立ちロンドン中心部の有名なショッピング通りであるリージェント街では二百六の五輪参加国の国旗が掲げられ、歓迎ムードが盛り上がっている。

これを見て、世界で最も狂喜したのは台湾人ではないだろうか。なぜならそこには台湾の中華民国の国旗も翻っていたからだ。

言うまでもなく台湾は、「台湾は中華人民共和国の不可分の領土」と主張する中国の圧力により、「台湾」「中華民国」ではなく「チャイニーズタイペイ(中華台北)」との名称で、はじめてIOCに参加が許されており、五輪で掲げるのも国旗ではなく台湾の五輪委員会旗だ。

そのため台湾人は感激し、大勢の観光客や英国居住者がリージェント街に、旗を見ようと駆け付けた。

しかしその喜びもつかの間だった。中華民国が掲げられたのは二十一日だが、それからわずか三日目の二十四日に撤去されたのである。

「犯人は中国だ」と言うことは誰にでもわかった。

■「中華民国」体制否定派も抗議で団結  

中国は英国外務省に圧力を懸け、旗を掲げたリージェント街協会に撤去を要請したのだった。

これに多くの台湾人は憤激した。

そしてネット上でも議論が高まったのだが、そこには様々な論争があった。

なぜなら台湾では、中華民国旗を認めない国民が大勢いるからだ。

それは当然のことである。

そもそも中華民国政府は戦後不法に台湾を占領した亡命政権だ。またその国旗自体、国民党の党章が描かれた国民党旗のようなものである。

そのため、この旗は台湾を代表していないとの認識が広がっている。

ただそうした議論の中でも興味深いのは、多くの中華民国否定派が「台湾の主権国家としての存在を否定するものだ」と言った考えで、国旗撤去には批判的に見えることだ。

彼らの間からも「台湾が主権国家であることを国際社会に伝えよう」と、国旗擁護で国内の団結を訴える声が高まっている。

それはそうだろう。主権国家としての現状を否定され、台湾が中国の領土の一部だなどと、これ以上世界に誤解されるわけにはいかないからだ。

■中国迎合の国民党政権の抗議は低いトーン 

一方、国民党政権の反応はどうか。楊進添外交部長(外相)は二十六日、沈呂巡駐英代表(大使)に「英国で国旗が上がるよう努力せよ要請した」と説明した。駐英代表処(大使館)は二十四日の段階で、リージェント・ストリート協会に「厳重な関心」を示す書簡を送付している。

このように激昂する国民に比して、同政権の対応のトーンは低い。

日頃から野党や国民には、中華民国旗を強要しながら、たとえば中国要人の来台時には、国旗を引き摺り下ろして隠すのが国民党政権だ。「一つの中国」(台湾は中国の一部)を掲げ、主権国家であることを中国の前で自ら否認しているに等しい。

野党民進党議員からは「馬英九総統は中国に対して厳重抗議を行え」との要求も出ている。

■中国が台湾イジメに必死になる死活的理由 

「民主主義国家なら、言論の自由に従って議論すべきであり、第三者の介入を許すべきではない」と英国の対応を批判する沈呂巡駐英代表。「確かにIOCとの取り決めにより、台湾は五輪会場で中華民国旗の使用は許されないが、それ以外の場所での使用は禁じられていない」とコメントしている。

しかしその民主主義国である英国も、中国の圧力にはかなわなかったようだ。

それにしてもそこまで中国が強い圧力を行使するのはなぜかと言えば、それはあの国は「必死だから」だ。

中華民国の国旗が翻ることで、台湾が主権国家であるとの現実に対する国際社会の認識が更に深まれば、「一つの中国」なる虚構宣伝には大きな打撃となり、そしてそれはそのまま中共政権の根底を揺るがす打撃にも繋がることを、中国は極度に恐れているのである。

■五輪実況で「チャイニ―ズタイペイ」と呼ぶのも同じだ 

幸いなことに今回の国旗撤去は、CNNなど政界的な影響力を持つメディア各社の報じるところとなった。

「台湾は主権国家だ」と叫ぶ台湾の人々には、心からの声援を送りたい。

なお今後始まる日本のテレビ各局による五輪中継は、台湾代表を報じる際に「台湾」を「チャイニ―ズタイペイ」との長たらしい、そして多くの庶民には「いったいどこの国か」がわかりにく名称に、わざわざ呼び変えることだろう。

これもまた、中国からの圧力を過剰に恐れた「非民主主義」的なやり方である。

これを「過剰」と言うのは、紙メディアの方は、たいていは「台湾」と書いているからだ。それは字数制限の関係からかも知れないが、いずれにせよこのように、「台湾」と伝えても何も問題はないのである。

「台湾との呼称」を意図的に隠す日本のテレビ各局は、「台湾の国旗」を隠し、台湾の主権国家としての実態を否定して台湾人を侮辱した、英国の外務省、商店街と何も変わらないと言うことを、日本国民は認識しておくべきだ。



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