中国当局、妊娠7カ月のウイグル人女性に強制中絶を強行し、それでも生き残った赤ちゃんを母親の目の前で殺害 : 世界ウイグル会議

RFA 2012.10.15 | 翻訳・掲載:2012.10.18

 中国当局は、中国本土からの大量の中国人移民のウイグルへの入植を国を挙げて推し進める一方で、ウイグル人の人口の自然増加を厳しく制限している。特に、政府が決めた子供の数を超えて妊娠したウイグル人女性らを極めて非情且つ残忍な手段で対処しており、心ある人間なら絶対に受け入れられない悲劇が度々起きている。

 RFAでは最近、3回も強制中絶に遭った一人のウイグル人女性を取材することができた。自分の悲惨な体験をRFAに告発したこの女性は、グルジャ市チャプチャル県在住のウイグル人農家ズムレット・ハジムさんである。ズムレットさんによると、2011年12月29日、中国当局が妊娠7カ月の彼女に対し、グルジャ市母子病院で強制中絶を強行した。当時、注射による強制中絶が行われたが、降りてきた赤ちゃんがまだ生きていた状態だったため、母親のズムレットさんの目の前で赤ちゃんに再度直接注射を打って殺害したという。

 ズムレットさんによると、彼女には3人の娘がいるが、息子がいたなかった。一人ぐらい息子を持ちたいとの思いもあり、これまでに四人目の子供を2回にわたり妊娠したが、2回とも中国当局により強制中絶され出産には至らなかった。そして、これらの強制中絶により体調が悪化し、様々な病に悩まされるようになってしまった。医師からは、今後は子供を降ろすことも、通常の避妊対策も体にとって危険であり、避妊手術を受けたほうがいいと言われた。しかし、ズムレットさんには高血圧の病気があったため手術が先送りになってしまった。(注:農民の場合、漢人が2人、非漢人が3人まで許されている)

 そんな中で、ズムレットさんは再度妊娠(四人目の子供への3度目の妊娠)した。既に2回にわたっての強制中絶の体験があるため、中国当局を恐れ、妊娠したことを必死で隠しながら日々を送り、妊娠7カ月目を迎えた。しかし、所謂「計画生育」を担当する政府職員らによる追跡調査で妊娠がばれてしまった。

 その後、政府職員らが毎日のように彼女のところにやってきて、子供を降ろすよう強要し、早急に子供を降ろさなければ自宅が強制的に没収されるか貴女自身が投獄されることになると脅迫を続けた。精神的に追い詰められたためズムレットさんの高血圧病が再発し病院に運ばれた。それを機に、中国当局の命令により、子供を降ろしたら彼女が命まで危険にさらされることを知りながら、グルジャ市母子病院で強制中絶を強行した。当時、注射による強制中絶が行われたが、降りてきた赤ちゃんがまだ生きていた状態だったため、母親のズムレットさんの目の前で赤ちゃんに再度直接注射を打って殺害したという。

 RFAでは、詳細な経緯を確認するために、ズムレットさんの強制中絶が行われたグルジャ市母子病院に電話取材を行った。しかし、病院の担当者は、この件について取材に答えることができないと説明し取材を拒んだ。

http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/tepsili_xewer/pilanliq-tughut-10152012163235.html


中国当局、妊娠7カ月のウイグル人女性に強制中絶を強行し、それでも生き残った赤ちゃんを母親の目の前で殺害 : 世界ウイグル会議
http://www.uyghurcongress.org/jp/?p=4999



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