7月6日「7・5ウルムチ虐殺四周年抗議活動」報告と声明文 : 日本ウイグル協会

7・5ウルムチ事件4周年を迎え、抗議デモと中国大使館前抗議を7月6日(土)日本ウイグル協会主催で行いました。
六本木三河台公園で15:00より集会を行い16:00からデモ行進を行いました。
30度を大幅に超える炎天下の中集会、デモを行いました。
またデモ後の大使館前抗議にも大勢の方々に参加頂きました。
猛暑の中、ご参加頂きありがとうございました。


2009年ウルムチ決起以後、さらに激化する中国政府の弾圧に抗議し
現地で抵抗運動を続けるウイグル民衆に連帯する声明文

6月26日より、新疆ウイグルにてウイグル人と警察の間に衝突が起こりました。中国国営の新華社の報道によれば、刃物を持ったグループが地元の警察署や政府を襲撃し、多数の死者が出たと述べ、この事件を「暴動」「テロ」と非難し、現在は厳戒態勢を引いて情報を完全に遮断しています。死亡者数は現時点では明らかではありませんが、中国側発表でも35人と伝えられていますが、実数はこれをはるかに超えると予想されます。
この事態をもたらしたのは中国政府の新疆ウイグル支配による民族自決権の否定、信仰・言論の自由への弾圧であると確信し、中国政府が直ちに弾圧を停止し、現地の平和のためにもウイグル人の民族自決権を尊重し、あらゆる言論・信仰の自由を認めることを強く求めます。

2009年のウルムチにおけるウイグル人の抗議運動以後、中国政府は弾圧を一層強化しています。2009年以後、3千人にもわたるウイグル人の若者が中国警察により罪状も明らかでない中不当に拘留され家族から切り離されており、家族の必死の訴えにもかかわらず、その行方すら明らかでない状態が続いています。信仰の自由は抑圧され、公的に許可されたはずのモスクで礼拝していただけの人々が銃撃を受け、信仰上の慣習である髭を伸ばすことすら弾圧の対象となり、美しい民族衣装である手織りの帽子すら被ることが許されず、しかも愛する家族を事実上中国警察に拉致されているウイグル人の現状は、まさに中国政府によるテロの恐怖に支配されているのであり、従で完全武装した警察に立ち向かったウイグル人たちをテロリストや暴動と呼ぶのは中国政府の恥知らずのプロパガンダに他なりません。
私たちは自由と民主主義、そして民族自決権を尊重する立場から、現地で命を懸けてウイグル民族の自決権と人権を守るために闘いつづける人々に心からの連帯の意志を表明します。そして、以下の3点を中国政府並びに日本政府、そして報道機関に訴えます。

1、中国政府はウイグルにおける人権弾圧を直ちに停止し、国際的な人権帰還の現地調査並びに、不当に逮捕されているウイグル人を解放せよ。
2、中国政府はウイグル人の信仰、言論、集会の自由を直ちに認めるとともに、その民族文化と信仰を尊重し、民族自決権を承認せよ
3、日本政府は中国政府のウイグルにおける弾圧に抗議し、この弾圧が停止しない限り、中国政府との友好も経済支援もあり得ないことを人権外交の視点から明言せよ。

2013年7月6日
日本ウイグル協会


7月6日「7・5ウルムチ虐殺四周年抗議活動」報告 : 日本ウイグル協会
http://uyghur-j.org/japan/2013/07/7%E6%9C%886%E6%97%A5%E3%80%8C7%E3%83%BB5%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%81%E8%99%90%E6%AE%BA%E5%9B%9B%E5%91%A8%E5%B9%B4%E6%8A%97%E8%AD%B0%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%80%8D%E5%A0%B1%E5%91%8A/

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