ベトナム:体制批判への弾圧 弁護士が新たな犠牲者に : アムネスティ日本

2013年10月15日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ベトナム

著名な弁護士であり人権擁護活動家レイ・クオック・クアンさんが、起訴され、投獄された。ベトナム政府は直ちに彼を釈放すべきである。

ベトナムの首都ハノイの裁判所は10月2日、ベトナムで最も著名な反体制派であるクアンさんに対し、でっち上げの脱税の罪で懲役30カ月を宣告した。

今回の判決も、体制の批判者には嫌がらせや投獄刑を与えるという、ベトナム当局お得意の茶番である。

ル・クオック・クアンさんはこれまで何度も拘束されており、人権擁護活動を行っているというだけで当局の標的になっていると考えざるを得ない。当局はクアンさんを直ちに釈放し、すべての根拠のない起訴を取り下げるべきである。

クアンさんはベトナムで長年、民主主義と人権擁護問題に取り組む卓越した活動家である。彼は、国が統制するメディアでは報道されない腐敗や人権侵害を明らかにする人気ブログを書いていた。クアンさんが反政府活動の嫌疑で3カ月間拘禁された2007年、アムネスティ・インターナショナルは、彼を「良心の囚人」に認定した。

ベトナム当局は、過去何年間も、表現の自由を厳しく制限し、平和的な活動家や人権擁護者が自分の意見を述べる場を与えないばかりか、批判者に対する弾圧を強めてきた。

2012年9月には3名のブロガーが、「反国家的宣伝活動を展開した」との理由で長期の実刑を言い渡されている。うち1人は、はじめはクアンさんと同様にねつ造された脱税の罪で投獄されていた。

アムネスティ国際ニュース
2013年10月2日


ベトナム:体制批判への弾圧 弁護士が新たな犠牲者に : アムネスティ日本
http://www.amnesty.or.jp/news/2013/1015_4233.html



関連記事 :
  1. 中国:居住権活動家の強制立ち退きを中止せよ : アムネスティ日本
  2. ビルマ(ミャンマー)解放が約束される中 活動家の逮捕が続く(ロヒンギャ族イスラム教徒) : アムネスティ日本
  3. 朝鮮民主主義人民共和国:国境の取り締りを厳格化 : アムネスティ日本
  4. ベトナム:ブロガーを解放し、その家族と友人への嫌がらせをやめよ : アムネスティ日本
  5. ベトナム:表現の自由に対する弾圧を停止せよ : アムネスティ日本

.