消息なく妻ら軟禁状態=ウイグル族学者、拘束から半月-釈放求め署名が拡大・中国 : 世界ウイグル会議

時事通信 2014.01.30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014013000665

【北京時事】中国の習近平指導部が引き締めを強める新疆ウイグル自治区の実情を発信し続けてきた中央民族大学(北京)のウイグル族経済学者、イリハム・トフティ氏(45)が15日に公安当局に拘束されてから半月が経過した。北京市内の自宅で軟禁状態に置かれている同氏の妻は30日までに時事通信の電話取材に応じ、「夫は大学教師であり、国家や民族をどうして憎んでいようか。違法なことは何もやっていない。公安が何を考えているか、私には本当に分からない。何も知らされていない」と悲しみに暮れる心情を語った。

 妻や子供が住むマンションの17階にはイリハム氏の拘束後、24時間態勢で当局者3~4人が張り付き、訪問した記者は追い返された。電話取材に応じた妻は、同氏が連行された15日午後の様子を振り返った。

 「私は出勤しており、夫と子供2人は昼寝していた。ドアをたたく音がして夫が開けると、警察はソファに夫を押し倒し、連れ去った。連絡を受けた私が帰宅すると20人以上の警官がいた。『パパはどこ』と聞くと、子供は『警察に連れて行かれた』と泣きながら答えた。特に『パパっ子』の7歳の上の子はふさぎ込んでいる」

 同自治区ウルムチ市公安局は25日、イリハム氏について「インターネットを通じ『新疆独立』を宣伝、教室で『政府転覆』を扇動し、教師の身分で分裂活動に従事した」と発表。しかし、妻には当局から通知はない。妻から委託を受けた著名人権派弁護士・李方平氏は26日、同公安局を訪れたが、イリハム氏との面会どころか、公安局から弁護人手続きすら拒まれた。

 一方、イリハム氏の友人は拘束後、同氏の即時釈放を求める署名活動をネット上で開始。29日夜時点で42カ国の1600人以上が署名するなど国際社会の懸念は拡大している。


消息なく妻ら軟禁状態=ウイグル族学者、拘束から半月-釈放求め署名が拡大・中国 : 世界ウイグル会議
http://www.uyghurcongress.org/jp/?p=6834



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