中国新疆で公安局襲撃、容疑者13人射殺 相次ぐ「死刑」引き金か : 世界ウイグル会議

産経新聞 2014.06.21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140621/chn14062112260004-n1.htm

 【北京=川越一】中国国営新華社通信によると、新疆ウイグル自治区のカシュガル地区カルギリク県で21日早朝、「暴徒集団」の運転する車両が地元 の公安局の建物に突っ込み、爆発装置を起爆させた。警察は現場で容疑者13人を射殺。警官3人が軽傷を負った。市民らに死傷者は出ていないという。

  事件の詳細は不明。地元当局は容疑者グループの身元や経緯などを調査しているが、同自治区の公式ニュースサイト「天山網」によると、カシュガル地区では5 月25日にも、5人組が「聖戦」を叫びながら警官を襲撃。警官が発砲し、3人が死傷、1人を拘束する事件が発生している。

 同自治区では今 月16日、アクス、トルファン、ホータン各地区の当局がテロに絡んで死刑判決を受けたウイグル族とみられる13人の刑を執行。また同じ日には、同自治区ウ ルムチ市中級人民法院(地裁)で、昨年10月に北京市の天安門広場で起きた車両突入事件で起訴された8人のウイグル族のうち3人に死刑判決が下されるな ど、当局が「テロ」関連とみなす事案についての死刑判決や執行が相次いでいる。

 同通信は、「現在、現場の秩序は正常だ」としているが、当局のウイグル族に対する厳しい措置への反発が、事件の引き金になった可能性もある。


中国新疆で公安局襲撃、容疑者13人射殺 相次ぐ「死刑」引き金か : 世界ウイグル会議
http://www.uyghurcongress.org/jp/?p=7097

.