１２月１９日、午後６時から、新宿のジャズバー「サムライ」にて、アジア自由民主連帯協議会の忘年会＆トークライブが行われました。６時開場後はバックのスクリーンに、ウイグルの１２ムカームの舞踊映像、そしてダライ・ラマ法王のインド亡命までを描いた名作「クンドウン」が流され、午後７時にトークが始まりました。７時半にはペマ・ギャルポ会長が到着、壇上にて、中国、チベット、日本、そしてアジア全体について様々な視点から語っていただきました。

※西村幸祐副会長、三浦小太郎

※ペマ・ギャルポ会長、古川郁絵

　忘年会でお酒が入った形で自由にあたるというスタイルの為、ここでは発言などの詳しい紹介は致しませんが、現在のチベットを、国家としての実体はないが、亡命チベット人社会の中で、その伝統と民主主義を調和させた、ヴァーチャルな形で「国家」「国体」がしっかり守られていること、チベット難民は逞しく生き抜いていることなど、決して事態は暗いものばかりではないことが強調され、私達に希望を与えるものだったと思います。また、司会を務めた西村幸祐副会長、古川郁絵イベントプロデューサーなどから、香港、台湾の民主化運動の大きなうねり、そして衆議院選挙の結果と、現代日本における危機とその克服などについても自由なトークが行われました。

※アウン・ミン・ユン氏、吉田康一郎副会長

　途中から南ベトナム出身のアウン・ミン・ユン氏が登壇、来年がサイゴン陥落５０周年であること、そしてかつてのベトナム戦争時には朝日新聞を中心にきわめて一方的な北ベトナム側に立った報道や反戦運動が展開されていたこと、ベトナムでは人権が奪われ一党独裁が続いていることなどが指摘されました。また南モンゴルの良心の政治囚、ハダ氏が釈放され、ＹＯＵＴＵＢＥで堂々と妻と共に、今後も闘いつづける決意を語っている映像が南モンゴル人により紹介され、ペマ会長が特に夫を信じて支え続けた妻の勇気と信念を讃えました。また、吉田康一郎副会長も登壇、選挙における次世代の党の敗北についての的確な自己分析と、今後も政治家として、日本とアジアの為に活動していく決意が語られました。

※解放された日に撮影された南モンゴルの活動家ハダ氏の動画上映。

　最期には会場はほぼ満員で立ち見の状態となり、また、多彩なゲストが次々と登壇、盛り上がりましたし、しかも内容のあるトークもしてくださいました。協議会としてはこのような忘年会は初めての試みでしたが、成功のうちに午後１０時過ぎに閉会となり、その後も深夜まで語り合う人々もおられました。参加してくださった方々、そしてお店を提供くださったマスターの宮崎二健氏に深く感謝いたします。（文責　三浦小太郎）

※シンガーソングライター山口采希さん、テキサス親父日本事務局 藤木俊一氏。

※藤井実彦氏、沖縄対策本部 仲村覚氏。