【3月21日早稲田大学】講演会ビルマ(ミャンマー)における越境する『人間の安全保障』―カチンの視点から― : OAS-RUNASIA アジア研究機構「アジア地域のネットワーク解析研究拠点構築」プロジェクト

講演会
ビルマ(ミャンマー)における越境する『人間の安全保障』
――カチンの視点から―
Cross-border “Human Security” in Burma(Myanmar)
from a viewpoint of Kachin

■日時
2015年3月21日(土)13:00-17:30(12:45開場)

■場所
早稲田大学 早稲田キャンパス 26号館(大隈タワー)6階602教室
※早稲田キャンパスへのアクセス→<地図>
※早稲田キャンパス構内図→<地図>※中央右下の26番の建物が会場です。

■事前申し込み:不要

■参加費用:無料

■対象:学生、教職員、一般
※どなたでもご参加になれます。直接ご来場ください。

■概要
 2015年秋、ビルマ(ミャンマー)で実施予定の総選挙が公正な選挙となるのか注目を集める一方で、北部カチン州を中心に政府軍と少数民族との間の停戦合意が全て成し遂げられたわけではありません。現在のビルマにおいて、民主化と民族の自治という2つの大きな課題は解決の途上にあると言ってよいでしょう。 
 これらの課題の背後には、そこで生活する人々の安全に関わる問題群が存在しています。この問題群を理解するために、今回の講演会では3名の講演者をお招きします。(1)シャーリー・セン氏は、ビルマー―中国国境で生活するカチン民族が直面している生活上の問題(武力紛争、難民、女性の人権)について、(2)マリップ・セン・ブ氏は自身が難民として経験してきたことから見える日本の難民政策に対する提言、そして(3)熊切拓氏は、ビルマ・中国・インド国境を跨いで生活するカチン民族が一同に会して民族的団結を確認しあうマナウ祭礼について講演します。 
 本講演会では、ビルマの現状、人間の安全保障、難民、平和構築、国境(境界)、地域形成 など、広い分野に通じる話題が展開されます。
 多くの皆様のご参加をお待ちしております。


■スケジュール (敬称略)
○13:00-13:10 趣旨説明
司会:峯田 史郎  早稲田大学アジア研究機構

○13:10-14:30(質疑応答:10分)

「中国―ビルマ国境におけるカチンの安全」

シャーリー・セン
タイ・カチン女性協会(KWAT)共同設立者、執行委員会メンバー
(ビルマ・カチン族、タイ在住)使用言語:ビルマ語

通訳者(ビルマ語―日本語)
田辺 寿夫  ビルマ市民フォーラム(PFB)共同代表、ジャーナリスト

○14:30-15:30(質疑応答:10分)

「在日難民の現状―先輩難民からの提言―」

マリップ・セン・ブ
日本難民連携委員会(RCCJ)事務局長、NPO法人 Peace代表
(ビルマ・カチン族、日本在住)使用言語:日本語

○15:30-15:45 休憩

○15:45-16:45(質疑応答:10分)

「カチン民族のマナウ祭礼と「民族」の安全保障」
※マナウ祭礼=カチン民族が大集団で踊る伝統的な祭礼

熊切 拓  在日ビルマ難民たすけあいの会会長(BRSA)
使用言語:日本語

○16:45-17:15
質疑応答

○17:15-17:30
研究リーダー総括
森川裕二  長崎大学多文化社会学部

【主催】
・早稲田大学アジア研究機構 IASプロジェクト「アジア地域のネットワーク解析研究拠点構築」

【共催】
・科研費基盤研究B
「東アジアにおけるサブリージョナル・ガバナンスの研究:拡大メコン圏形成過程を事例に」
・早稲田大学平和学研究所

■お問い合わせ
RUNASIA 事務局
峯田 史郎
E-mail: s.mineta2[at]kurenai.waseda.jp
※上記[at]を、@に置き換えて、送信ください


■講演者紹介 (敬称略)
○シャーリー・セン
 ビルマ・カチン民族であるシャーリー・セン氏は、タイ・カチン女性協会(KWAT)の設立者の一人であり、現在、執行委員会のメンバーである。また、ビルマ女性連合(WLB)を共同で設立した。シャン州民族青少年スクール(SSSNY)諮問機関のメンバーも務めている。
 1975年に暗殺されたカチン独立機構(KIO)元リーダーの妻である彼女は、ビルマ軍事政権の抑圧からカチン民族を解放するため、戦い続けることを強く決意してきた。彼女は現在まで30年以上にわたり、女性に関わる問題に取り組んでおり、KWATやWLBを設立して以来、国連など国際的な場で、ビルマの政治的・社会的変化を求める、数多くの活動を精力的に行っている。

○マリップ・セン・ブ
 日本難民連携委員会(RCCJ)事務局長、およびNPO法人 Peace代表を務めている。ビルマ北部カチン州を中心に活動するカチン独立機構(KIO)設立者を叔父に持っており、民族の自治に関して関心を持ち続け、大学在学中から本格的に取り組み始めた。1988年、ヤンゴン市内での大規模デモにも参加した際、自らの安全を確保できないと感じ、ビルマを出国した。1992年に来日してからは在日カチン族だけではなく、ビルマからの他民族、さらにはビルマ以外からの人々の難民認定申請をサポートするなど、多方面にわたり活動している。

○熊切 拓
 2003年より、在日ビルマ難民問題に関わる。日本の非ビルマ民族(少数民族)を中心に、政治活動や難民支援を支援してきた。協力した団体は、カチン、チン、カレン、アラカン民族の政治団体、また諸民族の共同体である在日ビルマ連邦少数民族評議会(AUN-Japan)などである。2006年に在日カレン人と海外カレン機構(日本)を設立した。2008年、在日チン民族の活動家とともに、ビルマ難民・政治問題を専門とするNPO法人ビルマ・コンサーンを設立し、2008年には在日ビルマ民族による難民支援団体「在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)」設立に関わってきた。BRSAでは2011年まで副会長、2012年から会長を務めている。


ビルマ(ミャンマー)における越境する『人間の安全保障』―カチンの視点から― : OAS-RUNASIA アジア研究機構「アジア地域のネットワーク解析研究拠点構築」プロジェクト
http://www.waseda.jp/prj-oas-runasia/index.htm



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