第6回 アジアの民主化を促進する東京集会 決議文

第6回 アジアの民主化を促進する東京集会 決議文

 アジアの民主化を促進する東京集会は、今年平成28年(2016年)5回目を迎えた。近年、香港、台湾などにおける若者を中心とした民主化運動の進展、台湾総選挙による自立した政権の誕生、日本国の積極的な平和外交の始まりなど、民主化への様々な希望が見え始めている。

 しかし同時に、いまだに残るアジアの独裁国家は、この希望を暴力と弾圧で封印しようとしている。10月6日、香港の民主化運動家、黄之鋒氏は講演予定だったタイへの入国を、おそらく中国政府の圧力により拒否された。北朝鮮は核実験とミサイル発射という暴挙を繰り返し、国際社会の制裁を無視して軍拡と国内の人権弾圧を継続しようとしている。

 そして、いまだに中国においては、89年の天安門事件の真相究明を訴える運動家たちはこの7月にも不当逮捕され、民主化運動への弾圧、法輪功修練者への拷問などが続いている。チベット、南モンゴル、ウイグル等の諸民族が、事実上の植民地支配下に置かれ、過酷な人権弾圧と民族浄化政策が繰り広げられている。さらに中国政府は、国際司法裁判所の判決を紙くずと呼び、南シナ海への違法な埋め立てと基地の建設を強行、東南アジア諸国はその軍事的脅威にさらされている。

 同時に、中東の現状で明らかになったように、自由と民主主義は、その地域の民族伝統と調和した形で、民衆から自発的に生み出されなければ、かえって混乱を招きかねないことも事実である。異なる価値観を寛容の精神において受け入れ、社会問題を慈悲と相互扶助の精神にて解決していくような、アジアの伝統に沿った民主主義の精神を私たちは構築していかなければならない。

本日会場に参加した私たちは、日本が、アジアの諸民族の意思を尊重しつつ、アジアの秩序ある民主化と民族自決権の確立のために、積極的な役割を果たすことを求める。アジアの民主化は、日本の平和と発展のためにも不可欠な要素であり、このアジアに、真の民主化と民族自決権が確立するその日まで闘いつづけることをここに誓う。

2016年10月15日

アジアの民主化を促進する東京集会参加者一同




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