トゥール・ムハメット講演:ウイグル人は何故独立を求め続けるのか1/2
http://www.youtube.com/watch?v=xZYUSKNYqE8
トゥール・ムハメット講演:ウイグル人は何故独立を求め続けるのか2/2
http://www.youtube.com/watch?v=HmSmlrIbWVc
2012年3月24日、東京都新宿区のしんじゅく多文化共生プラザで行われた中央アジア研究所主催講演会「ウイグル人は何故独立を求め続けるのか―過去・現在・未来」の動画です。講演の一部、二部を配信します。
・講演会告知より
東トルキスタン(現在の新疆ウイグル自治区)は、1949年に国共内戦を制した中国共産党が旧ソ連の強力な支援の下で侵攻を行うことで併合された植民地である。
1949年、中国共産党は、新疆の接収を行うために、鄧力群を派遣し、イリ政府との交渉を行った。毛沢東は、イリ政府に書簡を送り、イリの首脳陣を北京の政治協商会議に招いた。しかし、8月27日、北京に向かったイリ首脳陣の乗った飛行機はソ連領内で消息を断ち(現在も原因不明)、首脳を失ったイリ政府は混乱に陥った。残されたイリ政府幹部のセイプディン・エズィズィが、急遽政治協商会議に赴き、共産党への服属を表明した。9月26日にはボルハンら新疆省政府幹部も国民政府との関係を断ち共産党政府に服属することを表明した。12月までに人民解放軍が新疆全域に展開し、東トルキスタンは完全に中華人民共和国に統合された。1955年には民族区域自治の適用を受けて新疆ウイグル自治区となった。この過程で起きた漢族の大量移住や、文化大革命中の政治的、文化的迫害は、東トルキスタンのウイグル人を中心とする原住民の間に中国政府の統治に対する潜在的不信感を醸成した。こうした不満を背景に、ウイグル人の独立運動が一貫して行われて来ている。
今回の講演会では、20世紀初めから目覚めはじめた東トルキスタン原住民の清国、軍閥支配勢力、国民政府そして共産党支配の政府に対して行ってきた独立運動を詳細に紹介し、今の運動の実態と今後の展開について講師の考えを述べる。
・テーマ曲 「Atlanduq」Kuresh Kusen
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