4月の講演が決まりました。
タイトル
薄煕来失脚・人脈という「チャイナリスク」
~中南海の権力闘争と日本企業
日時 4月29日(日) 14時半~16時半(2時間)
場所 文京シビックセンター・スカイホール(26階)
参加費 3000円
GWの連休と重なりますが、子育ての終わった方や独身の方はぜひご参加ください(笑)。
●薄煕来・重慶市党委書記が失脚しました。彼は大連の副市長時代から同市の経済開発区に日本企業を誘致することに熱心だった人物で、親子二代の日本ロビーでもありました。恣意的な法律解釈がまかり通る中国ビジネスの世界において、中国政府高官との人脈は企業にとって必要不可欠な保険となっているのが現実です。」だがそれも本人が順調に出世すれば、が前提の話であり、今回のように政変で失脚と言うことになれば、つながりのあった企業の受けるダメージは甚大です。
日本と中国の国交樹立から40年。中国ビジネスにおける政府高官との人脈の意味とリスクについて具体的にお話しします。
またここにきて、現場では契約の不履行や撤退に伴うトラブルが急増しています。抽象的な中国論ではなく、具体的な中国論をレポートしたいと思っています。
対中ビジネスの担当者の方々もご出席ください。
NLCは中国政府に迎合した、本質に切り込まない「寸止め」な話は致しません。
また当日は前回の講演会でも好評だった「持ってけ!ドロボー」と称する自著販売を行います。新書・文庫以外はオール1000円です。サインもさせていただきます。
●25日の会場では「北京五輪後に何かが起こる」(PHP研究所)の売れ行きがいまひとつでした。
二次会では「タイトルがよくないのでは」との声も上がっています。
私はこれまでPHPから「中国に食い潰される日本」「敵国になり得る国米国」「終わらない対中援助」、それにこの「北京五輪・・」を上梓してきましたが、タイトルはいずれも当時のPHP研究所の社長にして、現「みんなの党」最高顧問[参議院議員]である江口克彦さんがつけてくださったものです。
内部事情を書いておけば、本の企画が決まった段階で「内容はともかく、タイトルは江口社長が決める」と言うのが事前の約束で、これに関しては私や編集者は一切口を挿めないという経緯がありました。それだけ期待していただいたわけで、ありがたいと言えばありがたいのですが・・。
いずれにしても、本の中身は中国経済と社会の抱える矛盾が外国企業に向かうのではないのか、と警告したもので、予想はいずれ現実化するはずです。会場でぜひ手に取ってください。
4月講演のおしらせ – 青木直人BLOG
http://aoki.trycomp.com/2012/03/post-380.html