1人でデモを行ったジグメ・ドルマ
29日付けTibet Timesチベット語版 http://www.tibettimes.net/news.php?showfooter=1&id=6239
及び29日付けTibet Express チベット語版 http://www.tibetexpress.net/bo/home/2010-02-04-05-35-27/8530-2012-06-29-07-32-08 によれば、
6月24日、現地時間午前11時頃カム、カンゼ(四川省カンゼ・チベット族自治州カンゼ)の街中にある橋のたもとからジグメ・ドルマ、17歳がルンタを撒きながら「ダライ・ラマ法王がチベットにご帰還できますように!チベットに自由を!パンチェン・リンポチェをはじめとする全ての政治犯が解放されますように!」というスローガンを叫びながら数分間行進した。保安部隊が駆けつけ、大勢で彼女を殴り倒し、連行した。
その後、ジグメ・ドルマが病院に収容されていることが判明し、父親や親戚が短時間の面会を許された。ドルマは手足を負傷し、非常に衰弱している様子だったという。
ジグメ・ドルマはカンゼ県カラ郷ションカ村出身。父チュキ・ニマ、母アス・ラモの娘。同居していた尼僧である叔母タシ・ガは2008年の抗議デモに参加し2年の刑期を受けた。タシ・ガは解放された後も尼僧院に所属することが許されず、その後山にこもっていたが、体調を崩し中国の病院に収容された。病院側から病気は服役中に患ったものであると知らされたという。
ジグメ・ドルマはその日、両親に畑仕事に行くといって家を出た。その後、街に向かい1人でスローガンを叫ぶデモを行った。大勢の人が目撃したという。