RFA 2012.06.15 | 翻訳・掲載:2012.06.26
http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qisqa_xewerler/urumchi-weqesi-06152012204322.html
RFAが入手した情報によると、ウルムチ市警察当局でウルムチ事件の失踪者問題を担当していたウイグル人警察官トルスン・ベヒテ氏が最近不審死した。彼の死因について、ウルムチでは様々な憶測が流れており、自らが担当していたウルムチ事件の失踪者問題をめぐり中国の関係公安機関らに命が狙われたのではないかと言われている。
ウルムチ市警察当局に勤務する警察官らが明らかにした情報によると、彼は普段タバコもお酒もやっておらず持病もなかったが、3週間前に自宅の前で突然倒れ、その場で死亡した。
トルスン・ベヒテ氏の突然の死亡から3週間以上経ったが、中国当局側も、彼の家族側も死因について触れようとしていない。トルスン・ベヒテ氏は、以前ウルムチ市天山区警察署の警察官だったが、2009年7月5日のウルムチ事件後に中国当局の手配によりウルムチ市警察当局へ転勤となり、ウルムチ事件の失踪者問題を担当するチームに配属されていた。
死因がウルムチ事件の処理と関係すると言われているウイグル人警察官の不審死事件がこれで2件目となった。昨年は、ウイグル自治区国家安全庁のウイグル人警察官ハイレット氏が突然不審死した。当時彼の死因について、ウイグル人社会では、彼が中国の警察隊がウルムチ事件で拘束されたウイグル人らに対して行った犯罪行為の一部を外部に漏らしたため当局によって毒殺されたと言われていた。
ウルムチ事件の失踪者問題を担当していたウイグル人警察官が突然不審死 : 世界ウイグル会議
http://www.uyghurcongress.org/jp/?p=4493