【8月27日東京】日中市民交流対話プロジェクト 講演「農村の教育、環境、草の根交流など」

◆ 2012.08.27(月)18:30 ~ 21:00 文京シビックセンター5F 会議室C
参加費:1,000円 進行:麻生晴一郎(ルポライター) 

【中国の民間活動家を招いての講演】・・・
「農村の教育、環境、草の根交流など」

(中国)
周鴻陵(「北京新時代到公教育研究院」代表):「急がれる公民教育、未来の民主化に向けて」
崔晟(「自然之友」河南省チーム発起人):「中国・日本の草の根交流と未来の世界平和」
(補足コメンテーター)
陸軍、常坤、潘天寿
(日本)
廣瀬稔也(「NPO法人東アジア環境情報発伝所」代表理事)
楊卓(留学生)


◆中国招聘者プロフィール

陸軍(ルー・ジュン)
1972年河南省生まれ。障がい者・HIV陽性者・女性たちの就職など差別問題に広く取り組むNGO「北京益仁平中心」代表。B型肝炎感染者として就職差別を受け、2003年に同中心を設立。B型肝炎感染者の就職・就学差別問題に訴訟・教育面から取り組み、政府に差別禁止雇用法案を実現。中国で「反差別」を広く認識させるきっかけとなる活動を行なっている。

周鴻陵(チョウ・ホンリン)
1962年河北省生まれ。NGO「北京新時代致公教育研究院」院長。大学卒業後、銀行職員となったが、1989年の民主化運動に参加。以来、民主化の推進に尽力し、特に農村の市民社会発達など根幹的な活動に従事。同研究院は民衆の自治、地売買問題の円満な解決、農民の公民教育などで幅広い活動を手がける。

常坤(チャン・クン)
1985年安徽省生まれ。新疆師範大学在学中、中国初のHIV関連の大学サークル「新疆雪蓮花エイズ組織」を設立し注目される。アメリカ留学を経て、2010年、安徽省臨泉県に青少年向け教育施設「常坤の家」を設立。現在は鄭州市の社会活動スペース「鄭州市和而不同中心」を拠点に、HIV陽性者・エイズ患者の支援活動や農村部にある故郷での教育活動に従事している。

崔晟(ツォエ・ション)
1971年生まれ。河南省鄭州市在住。「自然之友」河南省チーム発起人兼世話人。中学教師を務める傍ら、河南省を流れる黄河の汚染対策など環境保護活動に精力を注ぐほか、河南省の貧しい地域での民間図書館設立を支援するなど広く市民活動に携わる。孫文の日本での活動も研究するなど、内陸部での日中草の根交流にも強い関心を持つ。

潘天寿(パン・ティエンショウ)
1965年生まれ。江蘇省淮安市在住。工場労働者兼「志願者」(ボランティア)。ラジオ番組で常坤氏の活動を知り、敬意を表して8日間かけて徒歩で「常坤の家」を訪れる。以来、月収の1割を「常坤の家」に寄付するなど、市民活動に関心を持つ「志願者」として活動。今回は庶民の代表として招へいした。

◆日本側プロフィール

劉燕子(リュウ・イェンズ)
作家、現代中国文学者、桜美林大学北東アジア総合研究所客員研究員。編著訳『天安門事件から「08憲章」へ』(藤原書店)、日本語訳に、劉震雲著『ケータイ』(桜美林大学北東アジア総合研究所)、『温故一九四二』(中国書店)など多数。『チベットの秘密』(近刊予定)。市民サロン「燕のたより」主宰。

鬼塚哲郎(おにつか・てつろう)
京都産業大学教授。専門はスペイン語文学。90 年代京都に起こったエイズ・セクシュアリティ、現代アートをめぐる運動に関わる。1988年、大阪北区にゲイ・バイセクシュアル男性向けエイズ予防NGO を設立、以後、代表を務める。

黒坂真(くろさか・まこと)
大阪経済大学経済学部教授。経済学者。「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」などの運動に参加しつつ、北朝鮮の体制批判も行う。著書に『独裁体制の経済理論(大阪経済大学研究叢書 第58冊) 』(八千代出版)など。

麻生晴一郎(あそう・せいいちろう)
1966 年生まれのルポライター。著書に『北京芸術村 抵抗と自由の日々』(社会評論社)、『こころ熱く武骨でうざったい中国』(情報センター出版局)、『反日、暴動、バブル 新聞・テレビが報じない中国』(光文社新書)など。

長谷川博史 (はせがわ・ひろし)
雑誌編集者。1952年生まれ。92年、HIV感染を知り、93年に患者会活動、講演活動を開始。98年、HIV感染を公表。ゲイコミュニティーにおける予防、HIV陽性者の自助活動、アドボカシー(政策提言、権利擁護)活動に参加。2002年、日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスを設立。現在同代表。アジア太平洋陽性者ネットワーク(APN+)アドバイザー。AIDS&SOCIETY研究会議理事。

廣瀬稔也(ひろせ・としや)
1972年生まれ。 2000年に東アジア環境情報発伝所を設立。2011年にNPO法人の認証を得て、現在代表理事。中韓の環境NGOと日中韓環境情報3言語サイトENVIROASIAを運営。現在は、主にアジア域内におけるE-waste問題や水汚染問題などに取組む。共編著書に『環境共同体としての日中韓』(集英社新書、2006年)、『市民セクター経済圏の形成』(日本評論社、2003年)、『地球と生きる133の方法』(家の光協会、2002年)などがある。


チラシPDFファイル(4.3MB)
https://freeasia2011.org/event/201208_AsiaCommons.pdf

NPO法人 AsiaCommons 亜洲市民之道(アジア市民の道)
http://asiacom.exblog.jp/

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