2月24日、東京の市ヶ谷にて台湾独立建国聯盟主催「台湾2・28時局講演会」が開催され、アジア自由民主連帯協議会も後援団体として参加いたしました。
二二八紀念館設立当初よりボランティア・ガイドを務める蕭錦文氏から、志願し日本兵としてビルマ戦線で戦った戦時中の体験や、1947年、国民党により多くの台湾人が犠牲になった228事件に巻き込まれ逮捕、拷問された経緯。そして現在の日中関係や、昔の祖国日本に寄せる思いについて語っていただきました。
第二部、黄文雄氏がコーディネーターを務めたパネルディスカッションは蕭錦文氏を交え、当協議会のペマ・ギャルポ会長、イリハム・マハムティ専務理事、オルホドノ・ダイチン常務理事が参加。それぞれチベット、東トルキスタン、南モンゴルの代表として中国政府の弾圧の現状や、問題の解決に向けた議論が行われました。
※今回の講演会の詳細については主催団体にお問い合わせください。
蕭錦文(しょう・きんぶん)略歴
1926(大正15)年4月8日、台湾・台北市に生まれる。新竹中学校を中退後、無尽会社に勤務するも陸軍志願兵に応募し合格しビルマ戦線に従軍。1946年5月に復員後、義父の経営する新聞社「大明報社」に記者として勤務。1947年、二二八事件処理委員会委員だった義父が政府の追殺から逃走したことで事件に巻き込まれ、行方を探る理由で逮捕。過酷な拷問後、銃殺寸前で釈放。その後、印刷業に携わるも、1997年2月、二二八紀念館の開館と同時にボランティア解説員に志願。2000年からは総統府のボランティア解説員も兼任し現在に至る。翻訳書に李筱峰著『二二八事件の真相』(原題『解読二二八事件』、2009年)。日本語世代台湾人の半生を取り上げた映画「台湾人生」(酒井充子監督)に登場する5人のうちの1人。
台湾独立建国聯盟 – 台湾は台湾人の国
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