RFA 2013.03.21(一部抜粋)| 翻訳・掲載:2013.03.25
ウイグル独特の文化を次々と破壊してきた中国当局は、今度はウイグル人の伝統的な服装の着用まで禁止する政策をウイグル各地で広げている。ウルムチやカシュガルに続き、ホータンでもその事実が確認された。
RFAが入手した情報によると、ホータン地区ケリイエ県イエンギバグ郷中央小学校が、ウイグル人の民族アイデンティティの象徴の一つであるドッパ(花帽子)着用者の構内への立ち入りを禁止している。同学校の玄関前に掛けられた看板(左記写真)には、「ドッパ着用者、スカーフ着用者が構内に入ることを禁止する」と書かれている。
RFAの電話取材に応じたウルムチ在住の一人の中国人は、最近多くの政府機関や企業で、ウイグル人の民族色が鮮明な服装での出勤を禁止し、ドッパとスカーフの着用も禁止していると語った。
ウイグル情勢に詳しい評論家たちは、中国当局のこの動きについて、ウイグル人の民族アイデンティティや民族文化に対する破壊策がますます範囲を広げている証であると指摘している。
http://www.rfa.org/uyghur/qisqa_xewer/kiriye-bash-kiyim-03212013214507.html
中国当局、ホータンの小学校でもウイグル人の伝統的な服装の着用を禁止 : 世界ウイグル会議
http://www.uyghurcongress.org/jp/?p=6093