「劉霞写真展 沈黙の力」2013.4.8 – 5.10(東京)2013.5.24 – 6.16(京都)

見て、感じて、想像して。
あなたも、あなたも、きっと胸が痛くなるはず。

検閲から逃れて獄中の夫・劉暁波に想いを伝えるため、何よりも自分自身を表現することへの情熱から、劉霞は創作を続けてきました。モノクロの世界に写された、彼女が「醜い子供たち」と呼ぶ一対の男女の人形は、まるで不当な圧力をうけているこの夫婦を表しているようにみえます。
それらの写真は観る者に「痛み」や「恐怖」といった感情を呼び起こしますが、どの写真にも根底には静かな力強さを感じます。今なお自宅軟禁を強いられ、中国国内での展示も、国外へ持ち出すことも禁じられている彼女の写真が奇跡的に日本に届けられました。
多くの方に伝えたい一冊です。

[関連展覧会]
劉霞写真展 沈黙の力
2013.4.8 – 5.10 特例社団法人日本外国特派員協会 (東京)
2013.5.24 – 6.16 FOIL GALLERY(京都)

劉霞(リュウ・カ)プロフィール
1959年、北京生まれ。詩人、画家、写真家。中国の現代芸術において、過去30年以上にわたり最も特筆すべき人物のひとりとされている。劉霞の作品は中国での公的な展示を禁じられている。1996年に劉霞は民主主義を求める執筆活動により投獄された文筆家の劉曉波と結婚。2010年の劉曉波のノーベル平和賞受賞以後、劉霞は中国において告訴も審理もないままに自宅軟禁され続けている。

タイトル:沈黙の力
著者:劉霞(リュウ・カ)
デザイン:落合慶紀(ガレージ)
定価:1365円(本体1300円)
ISBN 978-4-902943-82-5
判型:190×190mm
ページ:56ページ/ソフトカバー
2013年4月刊行


「劉霞写真展 沈黙の力」2013.4.8 – 5.10(東京)2013.5.24 – 6.16(京都)FOIL WEB
http://www.foiltokyo.com/book/art/Liu_Xia.html

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