中国の殖民地支配下にある東トルキスタン(新彊ウイグル自治区)における住民弾圧、殺害の方が頻々と伝わってくる中、数千ものウイグル人を犠牲にした七・五ウルムチ事件から四周年を迎え、日本ウイグル協会は七月六日、都内で抗議デモを実施した。
まず午後三時、東トルキスタンの解放を求める在日ウイグル人と日本人が六本木の三河台公園に結集し、集会を開催。現在進行中であるウイグル人殺害の犠牲者に対して黙祷をささげた後、中国の侵略政策を糾弾する演説が複数の弁士によって行われ、参加者の士気を鼓舞した。
そしてデモの隊列が編成され、四時に進発。「中国はウイグル人を殺すな」といったシュプレヒコールを叫びながら、六本木の繁華街へと躍り出た。
二百数十名が東トルキスタン旗や日章旗などを掲げ持って前進する様は、何とも力強く壮観である。沿道からはしばしば拍手や声援が送られた。
五時頃、デモ隊は終着点である笄公園に到着。中国大使館までは指呼の間だ。警察の規制を受け、五人が一組となり、順々に中国大使館前へ行き、抗議の声を挙げた。
抗議を終えた者は附近の税務署前に次々と集結。そこでも拡声器を大使館へ向け、抗議の演説が行われた。
全員の抗議が終了したのは六時半頃だ。税務署前で両国国歌が斉唱され、解散となった。
中国大使館は職員の影すら見せず、抗議を完全に無視する構えだったが、しか内心は間違いなく穏やかではいられまい。東トルキスタンと第三国勢力との結合、なかんずく日本の反中国勢力との連携は、あの国にとっては大きな脅威だからだ。
何しろこの両民族が共に上げる正義の声には、ウイグル民族の命がけのレジスタンスをテロと断じる情報捏造(宣伝戦)を木端微塵にするほどの力がある。
東トルキスタンに向けた侵略の矛先を、今や沖縄へ向けている中国。それに対して両民族が共闘するのは当然であり、それをやらない方が間違っている。
ウイグル民族解放運動の策源地(反中前進基地)を、この日本を置かずしてどこに置くのか。
そのことが実現可能であることは、この日参加した日本人の熱誠(あるいは沿道の好反応)を見て確信できた思いだ。
チャンネル桜の報道動画
【ウイグルに自由を!】中国大使館包囲!ウルムチ虐殺四周年抗議行動
http://www.youtube.com/watch?v=Cz2Wyi3C5g0
中国大使館前「抗議デモ」参加報告―日本はウイグル解放の策源地たれ : 台湾は日本の生命線!
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2148.html