今から35年前、1978年の夏、多くの日本人が拉致されました。政府認定17人のうち10人が同年6月から8月に拉致され、同じ8月、袋に入れられたままうさぎ跳びで逃げ出した拉致未遂事件も起きました。拉致被害は少なくとも世界13か国に及んでいますが、そのうち12か国の拉致もほとんど78年に集中しています。なぜ、わが国は、当時、「畑から大根を次々抜いていくような拉致」(横田早紀江さんの表現)を防ぐことができなかったのでしょうか。どうして、35年経つ現在まで、被害者の多くを取り戻せないのでしょうか。
もちろん、他の時期の拉致も判明していますし、未だに分からない拉致も多数あるはずです。政府もそのことを理解して「認定の有無にかかわらず全被害者を助ける」との方針を打ち出しています。
今回は、帰国できた被害者から、突然襲われ縛られ、袋に入れられて連れ去られた状況に関する生の証言を伺い、その怖さと悔しさに思いを馳せながら、すべての拉致被害者の救出について改めて決意を固めたいと考えています。また、担当大臣から、解決への方向、戦略などについて現状報告をしていただきたいとお願いしています。
金正恩政権が被害者全員を返すという決断をし、拉致問題での交渉に応じなければ、日本も国際社会も金正恩政権の崩壊まで追い詰めるというメッセージを送り続け、行動で示さなければなりません。そして、日本国民は怒っており、全被害者が帰ってくるまでその怒りは解けないことを伝えなければなりません。
私たちは、下記の通り今年2回目の国民大集会を開催いたします。今回も家族会・救う会・拉致議連の他、知事の会、地方議連の5団体が主催するオールジャパンの集会です。
日比谷から怒りの声をあげましょう。皆様のご参加、ご支援を心よりお願いいたします。
と き
平成24年9月16日(月)午後2時~4時半
開 場
午後1時(先着順)
ところ
日比谷公会堂(100-0012千代田区日比谷公園1-3 03-3591-6388)
地下鉄霞が関駅B2・C4口、内幸町駅A7口、日比谷駅徒歩5分
訴 え/挨 拶
家族会・救う会役員、拉致議連役員等、北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会代表、拉致問題地方議会全国協議会代表、政府代表、特定失踪者問題調査会役員と同家族
連絡先
救う会事務局
http://www.sukuukai.jp
参加費
無料(会場カンパ歓迎)
すべての拉致被害者を救出するぞ! 国民大集会 : 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
http://www.sukuukai.jp/syuukai/item_3596.html