“東京五輪で「チャイニ―ズタイペイ」は見たくない”と台湾国民に訴えた : 台湾は日本の生命線!

2013/09/22/Sun

五輪では「チャイニ―ズタイペイ」の名でしか参加できない台湾代表。そのため「チャイニ―ズタイペイ」が正式な国名、地域名だとの誤解が事実として世界に広まりつつある。二〇二〇年の東京五輪でも、彼らがどんなに祖国のために奮闘しても、中国に配慮する日本のマスメディア(特にテレビ局)から「チャイニーズ」と呼ばれ、「台湾は中国の一部」との印象がますます日本国民、そして世界の人々に抱かれてしまうという、不条理な仕組みである。

そこで日本国内で「チャイニースタイペイ」追放の言論を広げていきたいと思うのだが、一番「効率的」なのは、やはり台湾国民から声を上げてもらうことである。私はそれを呼び掛けるため、台湾紙「自由時報」に投稿したところ、九月二十二日に掲載された。

以下はそれの日本語訳である。

原文(自由時報)→http://www.libertytimes.com.tw/2013/new/sep/22/today-o5.htm


東京五輪で「チャイニ―ズタイペイ」は見たくない

◎ 永山英樹

二○二○年の夏季オリンピックの開催都市が東京と正式に決定した。その時に至れば、我々台湾研究フォーラムは友邦台湾の選手への応援を広く呼び掛けるつもりだが、しかし台湾代表が「チャイニ―ズタイペイ」の名で参加するのは望まない。なぜなら多くの日本人が共産中国(※)の「台湾は中国の一部分」という宣伝を鵜呑みにするのが心配だからだ。

そこで我々は呼称を「台湾」に改めるための啓蒙運動を呼び掛ける計画である。民間の力でIOCの規則を改変することはできないが、しかしメディアを含む日本人がそれに従う義務はない。そこで五輪開幕以前の段階で、たとえば日本のテレビ局が「チャイニ―ズタイペイ」と台湾代表を呼ぶならば、それに対して訂正を要求する行動を起こしたい。

また台湾の方々にも、二度と「中華台北」(チャイニ―ズタイペイ)と自称するなとお願いしたい。国際社会でそれは、「中華民国の台北」ではなく「中華人民共和国の台北」を意味するからだ!二〇二〇は台湾が国際社会に向けて声を発する又とない機会であり、これを逃さないでほしい。もし台湾人が自ら「台湾は中国の帰属しない」と声を上げるなら、日本や国際社会に対して更に説得力や影響力が高まるはずだ。

(日本籍作家、台湾研究フォーラム会長)

※私は「中国」と書いたが、自由時報に「共産中国」に変えられた。きっと「共産」の二文字で中国の悪行を強調したのだろう。しかし私は「共産中国」が「非共産中国」に変わっても、「台湾は中国の一部」との宣伝は停止しないと思っている。


“東京五輪で「チャイニ―ズタイペイ」は見たくない”と台湾国民に訴えた : 台湾は日本の生命線!
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