産経新聞 2013.11.18
中国新疆ウイグル自治区の派出所で11人が死亡した事件について、亡命ウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」は、中国共産党が第18期中央委員会第3回総会(3中総会)後に「ウイグル族に対する武力弾圧を強化した」ことが背景だとの見解を示した。米政府系放送局ラジオ自由アジアが18日までに伝えた。
同会議のスポークスマンは現地から入手した情報として、中国当局者がウイグル族を殴り騒ぎになったところで、中国当局者がウイグル族の青年を射殺したのが発端だと説明。「中国が主張しているような襲撃ではなかった」と述べた。
自治区の公式ニュースサイト「天山網」は自治区カシュガル地区巴楚県の派出所が16日、9人の「暴徒」に襲われ警察関係者2人が死亡、2人が負傷したと報道。襲撃したとされる9人は全員が射殺された。
9人はいずれもウイグル族の若者。同会議では、中国当局がウイグル族の抗議者に発砲しないよう国際社会が呼び掛けることを求めた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131118/chn13111807580004-n1.htm
「襲撃はなかった」ウイグル会議、「3中総会後の弾圧強化」方針が背景 : 世界ウイグル会議
http://www.uyghurcongress.org/jp/?p=6704