「ビルマ人権の日」抗議行動 : ビルマ市民フォーラム

3月13日は「ビルマ人権の日」です。

1988年、ビルマ全土で民主化を求める声が高まり、各地で学生や市民を中心に大規模な民主化運動が起きました。いわゆる「8888」です。

そして、2011年3月の新政権誕生により、ビルマに明るい変化が次々と起こり、それによる経済制裁の緩和とともに、今ビルマには日本を含む世界各国より熱い視線が注がれています。

しかし一方で、ビルマの人権状況には多くの問題が残されております。少数民族に対しては未だ深刻な人権侵害が起きており、多くの命が奪われるともに、住居や生活の糧を奪われた避難民が多数発生しております。また、農民に対する強制立退きや不当な土地収用も発生しており、テインセイン大統領が宣言した2013年末までの全政治囚釈放の後も多くの活動家が逮捕されております。

そして、来年2015年には、ビルマにおいて5年ぶりの総選挙が行われようとしております。これには、2008年憲法の改正が成されなければ、公平で自由な選挙は実現できません。
今年も「ビルマ人権の日」に合わせ、在日ビルマ人のみなさんが母国の人権状況の改善と2008年憲法の改正を訴え、以下の通り抗議行動を行います。
日本のみなさまも、ぜひご参加ください。

■日 時:2014年3月13日(木)15:00~16:30

■場所:在日ビルマ大使館前(JR品川駅徒歩10分)
(住所:品川区北品川4-8-26 )

■主 催:在日ビルマ人民主化活動家のみなさん


【ビルマ人権の日とは?】
1988年3月、ラングーン工科大(RIT)の学生と地元有力者の息子とが茶店で口論となり、この喧嘩を発端に学生によるデモ隊と治安警察が対立、警官は銃を持って学生らを弾圧しようとした。そして、この弾圧により銃撃された学生ポウンモー氏が命を落とし、その二日後にもう一人が死亡した。
そのため、この事件をきっかけにこれまで溜め込んでいた政府への怒りが爆発、学生や大勢の市民によるデモが連日行われ、1988年8月8日(8888)の大暴動へとつながった。
それ以来、民主化勢力は民主化運動の引き金となるこの象徴的な日を記念日として、「ビルマ人権の日」と呼んでいる。


「ビルマ人権の日」抗議行動 : ビルマ市民フォーラム
http://pfb-japan.org/?p=2045

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