ウイグル難民声明「自由のために!私たちは抗議のハンストに突入します」 : 日本ウイグル協会
http://uyghur-j.org/japan/2016/06/uyghur_refugees_statement_20160531/
自由のために!私たちは抗議のハンストに突入します
私たちは中共の圧政から逃れてタイで拘束されたウイグル人難民です、我々がタイで拘束されてから3年目になりました。この3年の間、2015年7月8日には、140人以上のウイグル人難民が中国に強制送還されました、タイ政府は彼らに自由を与えてくれず、他の自由民主主義を最高の国是としている諸国も、また国連も私たちを助けてはくれませんでした。
その悲惨な事件の後も、まだ、タイには私たち70名のウイグル難民が収容されたままです。あれから1年経ってもタイ政府は我々を拘束したまま、釈放してくれません。今私たちは去年の強制送還が起きた時期と同じ、イスラム教徒のラマダン(断食)月が近づいています。そして、2週間ほど前から拘留所の看守らの態度も酷くなっています。
タイ政府は我々をトルコ政府に渡そうとしませんし、他の自由、民主化の国々にも渡さず、拘留所で私たちウイグル難民はひどい差別を受け、人間以下に対応され、他の難民よりひどい目に遭いました、私たちと私たちの家族を切り離されました。
ここタイでは、他の民主化の国々と国連が連携して、私たちウイグル人以外の難民は助け出されていますが、どの国も、国連難民高等弁務官事務所も、私たちを訪問さえしていません。また国際的な救援諸団体も、他の難民は助けても私たちを救い出してはくれません。自由な世界で生きているすべての皆さん、これはいったいなぜなのでしょう。我々ウイグル人難民は人間ではないのでしょうか?なぜ世の中の全ての国々、国連また人権、人道を守ることを自分の最高責務として活躍する国際的な人権団体も、中国を恐れて声を挙げないのですが。彼らが、中国政府のウイグル抹殺政策を取っていることをよく知っているはずです。
我々は、自分の尊厳を守るために、家族と自由に過ごす権利を取り戻すために、また世の中の皆さんと同じく私たちも自由を手にいるために、世の中の人々らに我々の現状を伝えるために、今日から全ての食事を拒否して、タイ政府に抗議すると同時に、国連人権委員会の我々の問題を解決するために努力していただくことを訴えます。
もしも我々が中国に強制送還された場合、ひどい目に遭うことだけではなく、無期懲役刑を受けるか命まで落とされる可能性は十分あります、ですから我々は自由に得る、世の中に我々の現状を知らせる最後の手段としてハンスト抗議をする道を選びました、どうか我々を助けてください、我々ウイグル人難民も皆さんと同じく自由に生きって行きたいです、我々を見捨てないでください、我々は自由を手に入るまだこの抗議を続けます、我々を助けてください、よろしくお願いいたします。
タイ入国管理局拘留所で拘束されている70名のウイグル人難民全員より!
2016年5月31日
PDFファイル(2.3MB)
http://uyghur-j.org/statement/uyghur_refugees_statement_20160531.pdf
ウイグル難民救援ニュース(2016年6月2日午前5時)「ハンガー・ストライキの続報」 : 日本ウイグル協会
http://uyghur-j.org/japan/2016/06/uyghur_refugees_20160602/
本日(6月2日)午前5時段階の状況です。
一昨日前から開始されたハンスト参加者の6人のうち、4人に朦朧、意識はっきりしない症状があらわれています。
また昨日5人が新たに加えてハンストを行った難民は計11人になりました、
5月31日 午後3時から6人、6月1日早朝から一人、6月1日お昼から4人。時間はいずれもタイ時間です。
この11人の中で二人は2013年国連高等弁務官事務所から難民申請を受理した事実がありますが、その後、救援活動されず、関係者が保護のために二人を訪れたこともありませんでした。
イリハム・マハムテイ
特定非営利活動法人 日本ウイグル協会