1964年10月16日から1996年10月16日までの間、中華人民共和国は東トルキスタンのロプノール核実験場で32年間に渡りコードネーム「596」の核実験を行った。
中国政府は46回におよぶ核実験を行ったと公式発表しているが、実際は、小規模の実験も含め、同地における核実験は50回以上に及ぶと推定されている。1980年10月16日に最後の大気圏内核実験が行われ、1996年7月29日に最後の地下核実験が行われた。その破壊力は1945年8月の広島12万~14万人の命を奪った核爆弾の1300-1400倍の破壊力をもつものである。
東トルキスタンで行われた核実験により、東トルキスタンの住民の悪性の腫瘍になる確率は他の地域より35%高く、核実験現場の近くで住む村で生まれた子供の10人のうち8人が口蓋裂で、多くの子供が四肢や器官の巨大症のような先天的奇形を伴っている。
中国政府は核実験による汚染と健康被害を否定し続けると同時にパキスタン・北朝鮮・イランなどの国々に核の技術を提供している。このような行為は世界およびアジア・すなわち近隣の日本国の皆様の平和を脅かすものである。
今回の「中国・核の脅威」シンポジウムはアジアの中でも核に対して関心度と認識が高い日本国において海外及び日本の一流の専門家や関係者に話しの場を提供し中国の核の脅威の実態を日本社会および国際社会に暴くことを目的とする。
そして東トルキスタン亡命政府は「10月16日を中国核事件被害記念日に」設定すると同時に、国際社会に「中国核事件被害をユネスコ記憶遺産に」登録する為の署名活動にご協力を呼びかける。
講演者プロフィール
イーサン・グートマン(Ethan Gutmann)(イギリス)
ライター。人権活動家。中国問題アナリスト。彼は米国の議会、中央諜報機関、ヨーロッパの議会、国際人権団体、国連、ロンドン、オタワ、キャンベラ、イェルサレム、ダブリン、エディンバラ、プラハの議会で証言ないし短い報告もしている。Brookings研究所の前外交アナリストで、PBS、CNN、BBC、CNBCの各放送局に出演している。
“the Wall Street Journal Asia”、”Investor’s Business Daily”、”theWeekly Standard”、”National Review”、“World Affairs Journal”等々に記事が載る。
the Foundation for Defense of Democraciesの研究員補佐(2007-2013)
the Project for the New American Centuryの客員研究員(2002-2006)
the Brookings Institutionの外交政策研究アナリスト(1987-1990)
Columbia University,New Yorkの核兵器と超大国の戦略を専門とする国際問題の専門家(1981-1992)
ミジット・ホセイノフ(Mijit Husainov)(キルギズスタン)
1939年5月10日、中国グルジャ生まれ。グルジャの中学に通学して、1960年にソ連に行き、フルンゼに住み“Selhozmash”工場で働く。1969年にフルンゼのPolitehinical Instituteを卒業して1975年技術者として働く。
1975年-1992年 複雑オートメーション研究所の主任技師として働く。
1996年「ロプノルと放射能汚染」「化学」科学アカデミー出版社)
1996年-1997年 “核爆発の結末”をテーマとした児童画展の開催する。
1998年-現在に至るまで公的機関“民主主義と環境”の議長
2000年-統合された情報ネットワークを創出するキルギスタンの環境機構連合“プロジェクト創始者。
2001年 “actualiDAD21stCentury”の国際的な賞を受賞する。
2001年-2005年:環境に関する雑誌“Murok”(生態環境)の発行人兼編集者
2009年 キルギス議会から国の栄誉賞を受賞。
アニワル・トフティ(Dr.Enver Tohti Bughda)(イギリス)
東トルキスタンハミ(クムル)市生まれ。ウイグル自治区の首都のウルムチ市で小学校、中学校の教育を受ける。Shihezi医科大学を卒業後、腫瘍外科医として鉄道中央病院に勤める。政治的理由で中華人民共和国を離れるまで13年間余、その職を全うする。
不相応に高い悪性腫瘍の発生率と東トルキスタンのタリム盆地のロプノル地域の核実験の関係を英国の映画チームの助力で発見した後、彼は核実験の甚大な影響に関して、実験の犠牲者に関するドキュメンタリー映画「Death on the Silk Road」(1998年イギリスchannel 4)を作ることで暴いた。
その結果として、彼は中華人民共和国を退去する事を強いられ、英国に政治亡命を求めた。政治亡命をする事が出来、ロンドンに居住することになり、積極的に種々の国際会議や公的な討論の場に参加して、ロプノル(luobopu)の核実験のショッキングな結果に関する知識を深める事ができ、実験の犠牲者の権利のために闘った。
アフメットジャン・オスマン(Ahmatjan Osman)(カナダ)
1964年ウルムチに生まれる。東トルキスタン亡命政府大統領。ウイグルのトップ詩人。
ウイグル語とアラビア語で詩を書く。ウイグル語・アラビア語の詩集多数。2015年アメリカで英語の詩集が出版され続けて日本でも『ああ、ウイグルの大地』、『ウイグルの詩人/アフメットジャン・オスマン選詩集』が出版され、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、図書新聞、『千年紀文学』『神奈川評論』、『季刊アラブ』『三田文学』などに書評が掲載され、彼の詩は注目を集めている。
今回のシンポジウムでは東トルキスタン亡命政府として10月16日を東トルキスタンの核の記念日として正式に世界に発表し、ロプノール核実験を世界記憶遺産として登録をするべきキャンペーンを呼びかける。
ペマ・ギャルポ(Pema Gyalpo)(日本)
1953年チベットのニャロン(現在の中国四川省)生まれ。59年ダライ・ラマ法王に従いインドに亡命、難民キャンプで少年期を過ごす。65年来日。亜細亜大学法学部卒業。80年ダライ・ラマ法王アジア・太平洋地区担当初代代表などを経て、現在岐阜女子大学名誉教授、拓殖大学海外事情研究所客員教授、桐蔭横浜大学・大学院教授、ブータン王国政府首相特別顧問などを務める。
最近の著書に「最終目標は天皇の処刑−中国「日本解放工作」の恐るべき全貌」(飛鳥新社)、「ワンチュク国王から教わったこと」(PHP研究所)、「日本の危機!中国の危うさ!!—日本とインドの強い絆と可能性」(あ・うん)、「日本・インドの戦略包囲網で憤死する中国」(共著・徳間書店)等がある。
「中国・核の脅威」シンポジウム
日時:2016年10月16日(日)
会場:TKP神田駅前ビジネスセンター
※現在準備中です。シンポジウムの詳細は後日、お知らせいたします。
※お問い合わせ
「中国・核の脅威」シンポジウム実行委員会
info@eastturkestan19641016.com
三浦小太郎(一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会)
チラシPDFファイル(1.6MB)
http://eastturkestan19641016.com/20161016/eastturkestan19641016_flyer_20160820.pdf
2016年10月16日「中国・核の脅威」シンポジウム 開催概要
http://eastturkestan19641016.com/2016symposium/