フォルモサ本部 Viet Tan の声明
Duy Hoang
Viet Tanのスポークスマンは、台北にある台湾プラスチック社の前でベトナムの最近の環境災害に関する声明を発表した。
2016年8月10日
4月、数トンの魚の死骸がベトナムの中央海岸沿いに漂着し始めた。2か月以上の間、ベトナム政府当局とフォルモサ ハティン製鉄は、誤解を招きやすく矛盾する反応を示した。ハノイ政府とフォルモサが6月30日に発表した「解決」は、この環境災害への対処における透明性の欠如について強調している。
ベトナムの利害関係者として、我々はフォルモサに調査報告の公表とベトナムの環境の完全な清浄化の公約を要求した。企業の社会的責任を実証することにより、フォルモサ会社は、その不正を正し台湾のイメージを不当に傷つけないよう保証することができる。台湾人は、ベトナムで多くの良い仕事をしており、すべての人々がこれらの貢献を認識することは重要だ。とりわけ、台北が南方政策を企図しているおりいっそう重要だ。
しかしフォルモサはこの事件の唯一の当事者ではない。ベトナム当局はより大きな透明性を実証し調査報告を公表する必要がある。利害関係者として、ベトナムおよび台湾の活動家は協力して説明責任を促し環境災害の被害者が完全な補償を受けるよう要求することができる。
このフォルモサ本部の前で、私はベトナムの同胞が一貫して表明してきたことを繰り返したい、魚には清い水が必要で、人間には清い統治が必要だ。
(参考情報)
北中部の魚大量死、台湾フォルモサが5億USD賠償―結論公表
北中部地方ハティン省、クアンビン省、クアンチ省、トゥアティエン・フエ省の沿岸一帯で4月に発生した魚の大量死の調査結果について、ベトナム政府は30日17時からハノイ市で記者会見を開いた。記者会見には、国内外の多くのメディアが集まった。
マイ・ティエン・ズン政府官房長官は会見で、北中部地方での海洋環境汚染及び魚の大量死は、台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)がハティン省キーアイン郡ブンアン経済区で展開する一貫製鉄所の排水システム試運転過程での違反と事故に起因するとの結論を公表した。
会見に先立ち、FHSは28日、環境汚染を引き起こしたことに責任を負い、政府及びベトナム国民に謝罪すること、また経済損失を受けた漁民及び海洋環境汚染処理に対する賠償金として総額5億USD(約510億円)を支払うこと、再発防止策を講じることなどを公約した。会見の場では、FHSの陳源成董事長が送った謝罪のビデオメッセージが流された。
今回、国内外30機関の科学者100人余りが調査と原因究明にあたった。調査の結果、チームは主な廃水の発生源をブンアン経済区のFHS工場と特定。廃水により毒素を含む化合物が形成され、海底に沈んだ同物質が海流に乗って南へ移動し、魚を大量死させたと結論付けた。
http://www.viet-jo.com/news/social/160701012640.html
ベトナムの環境災害に関するベトナム革新党声明 : ベトタン ベトナム革新党
http://viettan.sakura.ne.jp/?p=177