★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2016.09.09-2)
-北朝鮮の核実験に抗議する家族会・救う会声明-
本日、北朝鮮が核実験を行った。わが国と世界の安全を脅かす暴挙であり強く抗議する。
一方、同じ北朝鮮が多くの拉致被害者を数十年にわたり不法に抑留し続けており、いつ被害者を危険な目に遭わせるかわからない状況がつづいている。
わが国政府は全ての被害者の安全確保と早急な帰国を最優先課題としている。核実験暴挙があった現時点でも、被害者を取り戻す努力は続けられなければならない。
わが国がかけている制裁は国連安保理決議が求める水準を大きく上回る厳しい制裁だ。国連制裁は核とミサイルを理由にしているが、わが国はそれに加えて拉致問題をも理由に明記しているからだ。核実験暴挙への抗議を強めることと、拉致を理由にかけている強力な制裁をカードとして全被害者救出のための実質的協議を行うことは矛盾しない。
安倍晋三首相はこの間、世界各国との首脳外交などを通じて、拉致被害者救出がいかに重大な問題であるか説明してきた。それに加え、北朝鮮の人権侵害の被害者には世界各国の無辜の民が多数存在するという認識も広がってきた。まさにそのような成果を最大限活用して、核問題で世界と連携して対北圧力を強めつつも、拉致被害者帰国のための実質的協議を進めてほしい。
彼の地で多くの被害者が助けを待っている。どのような情勢下でも被害者を見捨てることは許されない。むしろ核問題でかかる強い圧力をてことして、拉致被害者救出を先行させることも可能だ。政府の一層の努力を強く求める。
平成28年9月9日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 飯塚繁雄
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 西岡力
以上
北朝鮮の核実験に抗議する家族会・救う会声明 : 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
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