【本】「北朝鮮の国家戦略とパワーエリート」玄成日著・北朝鮮難民救援基金翻訳

北朝鮮の国家戦略を解くカギがここにある、専門家必携の書
『北朝鮮の国家戦略とパワーエリート』完成
国家戦略問題研究所 主席研究委員 玄成日 著
北朝鮮難民救援基金 翻訳

 テレビを始めメディアに登場する北朝鮮問題専門家たちは、北朝鮮の分析をよく誤る。例えば2012年12月、金正日書記が死去した後、「8人の集団指導体制」による国家運営を推測したが、その後の展開は予測を裏切った。後継者となった金正恩と80歳を超える高齢の党書記、金基南と崔泰福だけが残り、それ以外の5人は、粛清されてしまった。そうした分析がなぜ誤るのか。それは北朝鮮の基本的な国家戦略を正しく理解していないからである。分析を間違えば、当然分析も対処も間違ってしまう。本書は、北朝鮮で超エリートの道を歩んできた著者が書いているだけに、今までわからなかった北朝鮮の国家戦略を知ることができる。また拉致問題が北朝鮮の国家戦略として設定され、実行されたことも理解できる。北朝鮮の実像を知り、今後の展望などを分析する上で貴重な一冊である。

 著者は超エリートとして要職に就き、北朝鮮の幹部養成、選抜、登用と管理の実際を学んでいる。北朝鮮での体験を基本に北朝鮮を分析したところに本書の特徴がある。「これまでにない斬新な視点を提供した」と注目を浴びた。本書は2007年8月に韓国で出版され、この種の専門書としては珍しく3版を重ねた。今回日本語版を出すに当っては、新たに金正恩体制の章を加筆し、本書の魅力である説得力と生命力を持ち続けるよう配慮した。北朝鮮問題専門家には、本書で北朝鮮の国家戦略をきちんと知って日本の国家運営(拉致問題も含め)を間違わないようにして欲しい。

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北朝鮮難民救援基金
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