米政府系放送局ラジオ・フリー・アジアによると、新疆ウイグル自治区で2009年に起きたウルムチ暴動にからみ、中国の最高人民法院が昨年9月ごろ、ウイグル族の4人に対し、テロにより国家分裂をはかった罪などで終身刑を言い渡したことが分かった。家族や弁護士が明らかにしたという。
別のウイグル族12人に対しても、16~20年の長期刑が言い渡されたという。いずれも暴動後にカンボジアに逃れ、東南アジアの国への政治亡命を求めていたが、まもなくカンボジアが中国に強制送還していたという。(広州)
朝日新聞デジタル:ウイグル人4人終身刑 カンボジアから中国に強制送還後 – 国際
http://www.asahi.com/international/update/0128/TKY201201280479.html
言論・表現・結社の自由を認めず、国家が国民にテロ行為を行っている中国共産党独裁に抵抗した人々を再び中国に強制送還すれば不当な裁判によりこのような結果が待っていることは明らかです。
中国政府は自らが難民条約に加盟しているにもかかわらず、実質上はその条約に違反する行為を続けておりカンボジア政府もこの犯罪行為に事実上加担してしまっています。
そして「国家分裂」とは、正当な民族自決権の要求であり、犯罪を犯しているのは権利を抑圧している中国政府であることは言うまでもありません。(M)
2012年4月30日締切「ウイグル人亡命者の強制送還をやめるよう、アジア各国へ日本国政府からの働きかけを求める請願」 日本ウイグル協会 – Japan Uyghur Association